お盆休みグルメ旅:後編
- 鬼灯すすき

- 2019年8月15日
- 読了時間: 11分
更新日:2022年10月12日
前編からの続きになります。
青森の旅、2日目です。
前日は食べてばかりだったので今日は色々歩いたり散策成分多めで…その前にホテルの朝食バイキングで腹ごしらえ。

1泊朝食付き8900円というお値段の割に豪華なバイキングラインナップ、マグロのぶつ切りや烏賊の塩辛…そしてりんごジュース。
自然な色の烏賊の塩辛ってめちゃくちゃ好きです。

そして一番目を引くのがなんと言ってもこの…オリジナル貝味噌焼きコーナー。


昨日もお食事処おさないさんで食べた貝味噌焼き、今日はゲソやしじみも入れていただきます。
米に合わなそうなのに合う…いい発見したなあ、ホタテの器を気にしなければ家でもできそう。


いつもは朝から白飯おかわりのTHE新潟県民ですが、B級グルメの「煮干しそば」や「つゆ焼きそば」の丁度いいサイズがあったので白米おかわりは我慢して食べてみました。
フォロワーさんさんから聞いていた、つゆなしがおすすめのつゆ焼きそば…とりあえずつゆありで食べてみましたがこれはこれでなかなか美味しいぞ。

台風は近づいているものの、昨日に引き続きいい天気…食後の休憩もしたかったところですが昨日の事故等色々見越して早めの8時出発!
アートホテル青森さん、駅から少し離れているもののかなり満足度高かったです。
貝味噌焼きと2択で行かなかった「味噌バター牛乳カレーラーメン」目当てにまた来訪する時も宿はここにしたいと思いました。

2日目は青森市から奥入瀬渓流→十和田湖と自然を満喫しながら弘前へ向かうプラン。
道中、気になっていた酸ヶ湯温泉に到着。が、混浴ってのがなかなか一人では近寄りがたい…。またの機会にと、トイレだけ借りて奥入瀬渓流へ向かいます。




各入り口の駐車場で車を駐めてトレッキングするほどの時間も体力も無いので、道幅が広くなってる場所に所々車を駐めながら散策してみます。トレッキングする通路も軽く整備されているし、凄くいい場所ですね、奥入瀬渓流…!
地元も田舎ですがこんな良い渓流渓流したところは初めてです。流石に山の中だけあって霧と雲に覆われていたのが残念ですが、ここをゆっくり歩きたくなる気持ちもわかる気がしました。


写真はわざと自然だけが写るようにしてますが、両側通行に支障が出るレベルで路駐車でびっちりだったり、観光バスから降りてきた中国人団体客がぺちゃくちゃしてたりとなかなかに台無しですw
遠くに行くには大型連休しか無い=人も多い。の悲しい社会人の性ですね…。


奥入瀬渓流を抜けて十和田湖の子ノ口駐車場へ。
十和田湖、水が綺麗ですねー!また青空も広がりいいシチュエーションです。




昨日は晴れていても涼しかったものの、今日はふつーに真夏日…。
東北限定サイダーを自販機で買って飲みながら、湖の周りをぐるっと回ります。

休屋の駐車場でも車を駐めて湖畔を歩いてみました。


十和田湖はヒメマスが名産らしいですね。
新鮮な川魚のお刺身ってほんと美味しいので食べたくなりましたが、まだ朝食パワーが残ってるのとお昼は別で予定しているのでまたの機会があれば。

少し雲が出てきた所で十和田湖を後にします。

弘前へ向かう前に、少し山道を登り「白雲亭展望台」から十和田湖を一望。

白雲亭からもうちょっと登って「紫明亭展望台」からも眺めてみます。

トイレやお店もあり駐車場も常に満車状態で混雑していた白雲亭と打って変わってこちらの紫明亭は広い駐車場のわりに無人。
建物も雑草が生えたりしてました…が、それがまた味があって良い!
穴場を見つけいい気分で車を走らせると、駐車場の傾斜でバンパーの下をこすってショック…まだ買って1ヶ月なのに。

十和田湖を後にし弘前へ。
お昼もフォロワーさんに教えてもらった「たかはし中華そば店」 さんに行ってみました。
ピークタイムにぶつかり、この猛暑の中列は外まで…30分くらい並びます。

席に付き、中華そばの普通盛りを注文します。
ちょうどウォーターサーバーの隣の席でプチラッキー。

こちらが中華そば750円。
言い方は悪いですがビジュアルはあまりよろしくない色の濃厚そうな煮干しのスープ。
が!一口すすると煮干しはガツンとくるものの後味はすっきりというかあっさりというかでめちゃくちゃ美味しい。
弘前市の中心からかなり離れているので穴場的な店かと思ってましたが、なるほどこれは人気店。この暑い中行列ができるのも納得です。
後から気づきましたが朝食にもあった煮干しラーメンといい、津軽地方は煮干しラーメンが名物だったですね。

今日の宿がある弘前城近くまで向かうもチェックインにはまだ早いので、ふらいんぐうぃっちの劇中に出てくる「喫茶コンクルシオ」のモデルになった「大正浪漫喫茶室」 に行ってみました。
レトロな洋館の中に入ると中もレトロで、レトロな大型の冷房がガンガン効いていてもうすごいレトロ。
待っている人が数グループいる中とりあえず紙に名前を書き、「どちらでもorテラス希望」の2択のうちテラスに○をつけて待ちます。
せっかくここまで来たんだしとテラスにしましたが、自分の前にも3グループくらいテラス間違いてなかなか進まず…1時間近く待ちました。


やっと席に通されテラス席へ。おー、ふらいんぐうぃっちでみたところだ…。
天気も良くて素晴らしいですね、たしかにこれはなかなか席が開かなかったのもわかります。

人気の「タムラファーム」 のアップルパイは売れきれていて、見た目のいい「オークレール」か説明を見ると美味しそうで惹かれる「ジャルダン」か迷いに迷った挙げ句、欲張ってどちらも注文しちゃいました。アップルパイってナイフとフォークじゃどうやってもきれいに食べれないんですが…w
1人で4人席使ってごめんなさいと思いながらものんびりと優雅な時間を過ごしました。
そうこうしているうちにチェックイン可能時間の15時をまわったので、駐車場の優先順もあるしと急いでホテルへ。

今日の宿は弘前城の近くで1泊朝食付き5000円を切る「弘前グランドホテル」さん。
ロビーや各階には様々な貸し出し品があり、早いものがちでファンレスタイプの扇風機をゲ入手!
快適で動きたくなくなってしまいます…が、せっかくなので弘前城を見に行かなくてはと体に鞭打ってまた外へ。



奥入瀬渓流と十和田湖で疲労し残りカスしかない体力を敷地の広さと猛暑がとどめを刺しに来ていますw
この日はどこかお祭りだったのでしょうか、遠くから祭りっぽい音が聞こえてきて、弘前城の敷地内にはほとんど人がいません。いやもしかしたら幻聴だったのかもしれません。


アニメでも出てきた橋でパシャリ。
あれ…でも同じところからなのに天守が見えないぞ…?と思ったら、ちょうど写真でシートのかけてある部分の石垣を回収していて、一時的に奥に移動してるらしいです…なんてこった。

枝垂れ桜。春の桜まつり、綺麗なんだろうなあ。
しかし人の数も凄そうです。


天守と岩木山。
じりじりとくる暑さの中…喉を潤したいのに人が少ないせいか茶屋が早めに閉まっているようで、自販機もどこにもないぞ…。
体力も残りわずかでフラフラとしてきたので、日陰の椅子に座って少し休憩…風があって日陰は少し涼しいです。

犬養さんが寝ていたベンチ。

当初は弘前城や大正浪漫喫茶室は3日目の午前中に観光して新潟へ帰る予定だった所、翌日は台風で天気が荒れる予報なので今日のうちに詰め込みまくりました。おかげで足はガクガクw
とりあえずホテルに戻って休んでから、お目当ての居酒屋に…。と行きたいところだったのですが、ベンチで休みながら携帯で居酒屋の食べログを眺めているとなかなか入れないという情報がここに来て飛び込んできたので、今日も早いうちに全部済ませて後は寝ようプランに急遽変更です。

雀の涙ほどの体力を振り絞り、暑い中弘前城から歩くこと30分近く…。郷土料理居酒屋の「土紋」さんに到着!
が、開店時間の18:30になっても開かない…嫌な予感がしてきました。
15分くらいすると店から出てきた女将さんから「ごめんなさい、今日は19時からのお客様で満員です」と絶望の宣告がw
「以前テレビで紹介されてから人気で店に入れるかが不安定らしく、断られた」とのレビューを見て不安に思い、開店に合わせてきたものの駄目でした。(開店時なら問い合わせや予約してなくてもいけるやろ)といった自分の悪い癖ですね。
女将さんから「21時頃に電話かけてみてください、もし開いてるようだったら席とっておきます」と言われましたが、それだけの人気店なら厳しいかなとトボトボとホテルまでまた30分かけて帰りました。

21時頃、ダメもとで電話してみるとOKとのこと!
しかしまたあそこまで30分…車で行くか?いや、今日は絶対にお酒を飲むんだそう決めたんだ!という断固たる決意で居酒屋に向かい始めるとなんだか嬉しくなってきて精神的な疲れも吹っ飛びました。月がきれい。

最初は車で8時間超のこの地へ来て諦めるのかと絶望していましたが、躓いてもなんだかんだでうまく転がる体質…。

中に入ると、お客は老夫婦と4人席に4人の計6人ほど。
すこし無愛想な老夫婦の2人がやってると前情報を仕入れていたので少し身構えていましたが、全然そんなことはなくおもてなしてくれました。
弘前の銘酒「豊盃」を頼み、お通しでスーッといただきます。あー、しみる、しみわたる…。

もうすでに「貝焼き味噌」などの人気メニューは出終わっているようで、自分のあとから来た1人客を最後に、それ以降来たお客は「もう終わりです」と帰していました。人気メニューが食べれないのは残念ですが、逆にそんな所にほんとに来れてよかった…!
イカワタの醤油漬け…一切れで何杯もいけちゃう濃厚さにお酒が進みまくります!

こちらは「石川さん家のスモーク・あらびき・ベーコン盛り合わせ」。
地元の豚で作ったソーセージとベーコンでしょうか、凄く美味しいです。

これがどうしても食べたくて、探しているうちにこの店にたどり着いた郷土料理「いがめんち」。
その名の通りイカのミンチで作ったハンバーグ的なものでしょうか。
醤油か七味マヨでどうぞとのことでしたので1個づつ別の食べ方で…イカの臭みはなくそれでいてさっぱりしていて美味しい!

弘前豚辛焼。
地元で言う神楽南蛮味噌のような辛さの豚が酒を加速させる…。

シメは田舎チャーハン。
黒板に書かれた文字だけでどんなものかなと思いきや注文。山菜チャーハンといった感じでした。
土紋さん、どれも少し濃い目の味付けでまさに昔から続く居酒屋という感じで最高でした。来れてよかった。
色々苦難した分かなりお酒も食べ物も進んでしまって、初めて富山行った時ぶりの8000円を超える一人呑みにw
来るときは長く感じた帰りの道もいい気分で酔いを醒ましながらの道に…ホテルに戻ってから満足感に包まれたまま就寝。


最終日。この日は台風がぶつかる予報だったので、雨の中弘前から東北道へ出て直帰の予定でした。
しかし朝起きてウェザーニュースを見てみると、昼ごろまでは天気が持つっぽい…?
ということで朝早く出発、当初予定だった深浦から日本海側ルートへ急遽変更し、もうひと観光です!
「千畳敷海岸」を眺めて…

「道の駅 ふかうら」の開店時間ちょっと前にいい感じに到着。
ここのイカ焼きは絶品らしいので、朝食がてら寄ってみました。
お店のおばちゃんやあんちゃんが外でせっせとイカや魚介を焼いており、いい匂いが漂ってきます。

イカ焼きを1パック買って、車の中でいただきます。
ほんとにくさみがなく、それでいて味が濃くて美味しい!もうひとパックいけちゃいそう…。

こちらも目を引いた、いか飯寿し。
茹でたイカに酢のきいたもち米とキャベツを詰めたといった感じで、キャベツがまたいい食感でアクセントになっていて美味しい新発見。

最後の予定目的地、十二湖観光の拠点「森の物産館キョロロ」に到着!
風が騒がしくなってきたな…。


目的の青池までは、駐車場から歩いて5分程度。
少し速歩きで遊歩道を歩いていきます。


水不足なのか、池の水が引いて埋没?林が見えていて少し興味がそそられます。
バズーカのようなレンズのカメラを抱えて撮影している人もいました。



青池、ほんとに青い。
なぜ青いかを軽く調べてみると…~だろう、とか、~だと思われる、とか正式に解明されていないのかな…w
天気が良ければ日が差し込んでまた幻想的だそうですが、この予報の中雨が降ってくる前に見れただけでももうけものでした。

青池から折り返し駐車場が見えたあたりでザーッと降ってきました。
ウェザーニュース、まじで有能だった…ボーナスタイムを満喫し、これにて青森観光は終了です!
あとは海沿いに帰るだけ…。
青森、最初はほぼ食べるだけの旅になるかなと思っていましたが、自然が豊かだったり以外にもデザインチックなものがあったりと楽しかったです。行きそびれた・食べそびれた物もありますし、今度は津軽や大間方面にも行ってみたいですね…!

番外編。
昼はどうしようかSAで適当に食うかと思いつつも、個人的に推してる山形の酒田・鶴岡を通る帰り道なので、そのへんでなにか食べていこうかなと。
以前、ブランド牛はよく聞くけどブランド豚ってどの産地が有名なんだろう…と調べている時に見つけた、「平田牧場 鶴岡店」さん。
そのうちここをメインに据えてまた山形へ旅しようと考えていましたが、丁度いいからこの機会に寄っていっちゃえと来てみました。

金華豚の蒲焼き重と豚汁のセット、1550円。
豚は3枚とちょっともの足りないながらも、柔らかく、甘く、そして肉の味を引き立てる控えめなタレがなんとも美味しい。
そして豚の脂が滲み出た豚汁も最高。大根おろしをちょい足しして食べるのがおすすめらしく、言われた通りやってみるとこれがまた美味…今度家でも真似して試して見よう。

今回のお土産。調子に乗って買いすぎましたw
殆どがリンゴ関係!の中、なんとなく買った激にぼカップ麺が美味しい!もっと買っておけばよかったー。
そして青森県民の定番調味料だと言われる「源たれ」、試しに野菜炒めに使ってみましたが野菜の甘味を引き出してくれてほんとこれ1本の味付けだけで激うま野菜炒め作れるポテンシャルがありますね…。


オサムです。
酸ヶ湯の千人風呂、混浴と言ってもそうそう女性にお目にかかることもないというか、カップルで入浴してるパターンが多いような。
一人だと入りにくいという感じは実際しないと思いますので、次回はお気軽にどうぞ。
八甲田山中も岩木山麓も、津軽平野北部のアブラ臭のする温泉や上北エリアのアル単、また下北の金気臭のする塩化物泉など、温泉はたくさんありますので。
時間の余裕があれば是非下北半島にも足を延ばしていただいて。
なにぶん距離がネックですが…
青森食べ物ほんと美味しいですよねー。さすが北海道と海を隔てて真向かいなだけあって海鮮がほんと美味しい。
徹夜で揚げ物とはお若いですね…。八食センターいつか行きたいと思ってるので、うまくいけば塩手羽も狙いたいと思います。
酸ヶ湯は大きい浴槽に仕切りがあるので、混浴といっても女性と顔を突き合わせて入るケースはなかなかないかなと思います。ただ、硫黄が強烈で体拭くタオルは使い捨てるくらいの気持ちのほうがいいですね笑
ルート的に最後は龍上海か?と期待しましたが予想が外れました笑
キャベツ