酒田さんぽとラーメン初め
- 鬼灯すすき

- 2022年1月15日
- 読了時間: 6分
更新日:2022年10月12日
オミクロンが関東で猛威をふるい初め、2年ぶりに予定していたオフ新年会と、リア友との旅行両方が中止になってしまいました。
こちらの地域にも広がりを見せる中、翌週の「やまがた冬割キャンペーン」を利用した山形旅の行程を考えていた所…行きたい所が多すぎるのと、ちょうど予報が良さそうなのもあって庄内方面だけ分割で今週いっちゃえ!ということで庄内日帰り旅に出発です。

当日、起きてから予報を確認した所ほぼ曇りに変わってしまっていましたが、昼食のお店の予約をしたのもあって天気を気にせず深夜に出発。
まずは朝食をいただきに「さかた海鮮市場」に到着。

7時の開店に合わせて「海鮮どんや とびしま」さんへ。
昨年散々探した飛島の瓶入り塩辛、ここにも置いてaる場所があったのですね。
もう食べることが出来ないかもしれないこの塩辛、塩辛好きとしては一度食べてみたかった…。

気を取り直して朝食。
前回来た時は船盛りと焼き魚の1500円と豪華な「カネヤス定食」にしましたが、今回は「づけ丼」を注文。


盛りの良いづけ丼にたっぷりのどんがら汁がついて650円。
ちょっと安すぎませんかね…!

別注の塩辛単品。
瓶のやつを食べたことがないので比べようがないですが、これはこれで甘みのない好きなタイプのやつ…イカが新鮮なのもわかります。

朝食を食べ終わると少し青空が覗いていました。
今日はずっとこんな感じの天気なのかな…。


酒田は何度も訪れていますが、そういえば一番有名な観光場所の「山居倉庫」にまだ来ていなかったなーと寄ってみました。


雪の上の足跡はあるものの、誰もいない静まり返った倉庫を見ながらゆっくり歩きます。



資料館や施設はまだやっていないようです。



山居橋。


趣のある建物や、屋根の雨水受けに這わせた松の木などにグッと来ます。



感染者が全国的に増加傾向の中で不謹慎かなと思いつつも、また訪れた「人の少ない世界」に少し心が躍ってしまいました。

何度も訪れた場所で最近ちょくちょくやりだしたカフェめぐり…酒田の市役所近くにある「COFFEE 山椒小路」さんに来てみました。
なんだかいい感じの店構えです。

が、開店時間を過ぎてもCLOSE…どうも中は電気がついているようですが、突撃する勇気もないので撤退。



市役所を通って本町通りの方にも来てみました。
少し前に閉店の話題で耳にした清水屋さんや周りの建物等、こう言うとなんですがかつて栄えていた場所の衰退してしまった感じが、人の少ないこの日の感じと相まってなんだか感慨深い散歩になりました。(それでも自分の住んでいる所よりは全然栄えていますが)

ぶらぶら歩きながらもう1店舗当たりをつけていた「ケルン」さんへ。
夜はバー、昼は喫茶店をやっている人気のお店らしいです。

が、こちらも時間を過ぎても準備中のまま。
なんだかんだ散歩している間にお昼の時間が近づいて来たので、喫茶店はまたの機会にして予約していたお店へ向かいます。

酒田で予約してまで来るとなったら…3度目の「こい勢」さんです!


3回目も安定の3000円で旬の握り10貫が楽しめる「旬のおまかせにぎり」を注文。
そして時期モノのハタハタの塩焼きを…注文しようとしたら今日は醤油漬けだけとのことだったので醤油漬け焼きを注文。

まずはアカイカのゆず塩。
もっちりしたイカの甘味を塩が引き立ててくれ、そして最後に柚子の後味でさっぱり終わる、美味しい一品。
堪能していると大将が「お客さん、お急ぎではないですか?」と訪ねてきました。
な、なんだこれは初めてのパターン…お客さんの滞在時間に合わせてネタも変わるのかな…とかどうでもいいことを勘ぐりながら「いえ、時間は大丈夫です」と返しましたw


のどぐろ炙り塩。
まだ脂のノリがMAXの半分くらいらしいですが、それでもとろける美味しさ…。
そしてお椀も到着。がさえびの頭の味噌汁だそうです。

寒ダラの昆布締め。
胡麻と梅肉でいただきます。このお店で火を通さない鱈の美味しさを知ったんですよね。
ここであとから来たシニア夫婦のお客さんに大将が「お客さん2度めですよね?」と会話に花を咲かせていました。(自分は3度目なんだけどな…w)と心の中でちょっと拗ねつつも、毎回大将が初めてのつもりで接客してくれるのもまた一興、と切り替えましたw

ここでハタハタの醤油漬け焼きが到着。
ポン酒をくいっとやりたくなります。お腹も卵でパンパンです。

ヒラメの柚子胡椒ポン酢。
柑橘系の酸味と、ピリリと舌にのこる辛みがヒラメの甘さを引き立ててめちゃくちゃ美味しい。

がさえびの特製タレ。
足が早いので地消が主となりあまり遠くに出回らないがさえび…最近知りましたが、北陸~東北だけかと思いきや他の地域でも名前を変えて結構あるみたいですね。

ウマヅラハギの肝ポン酢。
毎回おかわりしちゃう本当に美味しいやつ…冬はこれを外せません。

マグロの漬けを赤酢シャリで。
小さい頃よく食べたマグロやサーモンはいつしかあまり食べなくなり光り物やイカ・貝類を好んでいましたが、最近また1周してマグロに戻ってきた気がしますw

イワシの赤酢シャリ。
とろけるイワシと赤酢シャリの旨味がマッチして美味しい…。

本マグロも赤酢シャリと特製タレで。
いつまでも味わっていたい旨味…なのに口の中で溶けてすぐ無くなってしまった…。

最後はバフンウニ。
大将は「北海道の赤潮の影響で高くて大変だ」と言いながらもおまかせの値段を変えることなく出してくれました。


鱈の昆布締めとウマヅラハギをおかわりしてご馳走様でした。
いやー今回もめちゃくちゃ美味しかった…。
ただ今年は庄内おばこサワラの時期に来れなかったので、来年またリベンジしに来よう!

そしてこちらも前々から気になっていた場所、庄内平野が一望できる「眺海の森」に来てみました。

駐車場はスキー客で賑わっています。
しかし、こちらの橋からは展望台に行けず…。

トイレ脇にあったと見られる登り道も雪で埋まっていました。
数日前に雪に染まった庄内平野の写真をTLで見かけたのですが、ギリギリ積もる前だったのかな…?
頑張れば無理やり行けなくもなさそうですが、こういう知らない地形の所は側溝が隠れたりと無理するものではないので、また時期を見てリベンジしに訪れたいと思います。

下り道、キャンプサイトのあたりからぎりぎり見渡せそうで見渡せなく…雲も出てきてしまったので潔く諦めましたw

風車が目印の「道の駅 しょうない」に再訪。


前回来た時はほぼ閉店間際でしたが、面白そうな商品がありますね…!

「ほしがきさん」と100円の「とうふチーズケーキ」を買ってみました。
地元の食材を使ったアイディア商品、それでいて安価で量もちょうどよく、美味しい。
これはまた寄るたびに買いたいですね!

朝昼と豪華な海鮮をいただきそっちがメインみたいになってしまいましたが、この日は年明けのラーメン初めが一番の目的…。
2022年、何が一番最初に食べたいと考えた時に思い浮かんだのはもちろん「この店」ででしたw


最近恒例のチャーシューメン切れからのノーマル赤湯からみそ、からみそ増し。
うーん、これこれ…!
前回秋に近くに寄ったときも酒田ラーメンを優先しておあずけを食らっていたので久しぶりの味…たまりません!!

もはや帰宅前のルーティーンとなっている、店舗前の自販機で力水を買って飲みながら帰路につきました。
この日も庄内地方の感染者数は増加傾向にありましたが、帰ってから更に爆増…。
ある意味今のうちに行っておいてよかった気もしますが、翌週のやまがた冬割旅はどうなってしまうか…。


相変わらずこい勢さんは美味しそうです…。
酒田は昔栄えた港町感があっていい雰囲気でした。貿易の関係で京訛りっぽさが残ってるというのも面白かったですね。
安心の龍上海w もはやチャーシューメン売り切れの張り紙含めて様式美な気がして来ましたw
酒田のライバル、鶴岡の町さんぽ編も見てみたいですね☺️
キャベツ