親不知~黒部ドライブ
- 鬼灯すすき

- 2021年2月11日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年10月12日
建国記念日、そういや中休みなんて久しぶりだなと前日に天気予報を眺めていたら午後から海側の天気が良さそうだったので、午前中はだらだらと惰眠を貪り、お昼を食べずにドライブへ行ってきました。

せっかくなので近場でも行ったこと無い所に行ってみようと親不知のICで高速を降りてすぐの「道の駅 親不知ピアパーク」に立ち寄ってみました。


ほぼお食事処だけの道の駅…お土産屋とか無いんですね…珍しい。

午後に出たのは一応日本海に沈む夕日を見るためだったのですが、ここからだと山に沈む感じですね。

もうちょっと南へ行こうと車に乗り込み出発しようとすると、高架橋に挟まるように道の駅が。気づかなかったw

覗いてみるかとドアのボタンを押しても開かず、あれ、まだ時間早いよな…?とよく見たら定休日でした。頭が土日休みのつもりだったのでこれまたしばらく気づかなかった。

ピアパークから少し南へいったところにある「親不知コミュニティロード」。
当初ここで遊歩道を歩きながら夕日を眺めるか、なんて思っていたのですがどうも太陽は山側に…?「夕日は日本海に沈むもの」という先入観しかなくて、思ってみると冬の海の夕日の位置なんて今まで気にしたことなかったので、太陽の位置がこんなにも変わることにハッと気づかされましたw

まあせっかく家を出たので…ということで更に南下し「道の駅 市振の関」にも立ち寄ってみます。これ道の駅というよりコンビニじゃん!って感じの建物…親不知といい珍しいパターンですね。


道の駅から海沿いの線路を眺めてみます。
電車はよくわかりませんがなんとなくいい風景です。

立ち寄った道の駅や道中そこら中に「たら汁」の看板があったりと、そういやこの辺ってたら汁が有名なんだなーと海沿いに南下してると、大きくたら汁と書いてある「栄食堂」を発見…。このご時勢の14時という時間にも関わらず駐車場にはなかなかの数の車が止まっており、何かと思ったらここは最近ケンミンショーで出てたところじゃないですか!

ただ中も広く問題なく入店できたので遅い昼食がてら頂いていきます。
おーこれは…自分で副菜をとるタイプの食堂!内さまで見たことあるけど実際に見たのは初めてだ…。しかし今回はふらっと予算低めのドライブのつもりだったので…たら汁800円、ライス200円とそれだけでもそこそこ…ここに600円の刺し身とは追加はちょっとなーと我慢。

800円という値段と周りのお客の様子からなんとなく察しましたが、1人前が小鍋でどーんと来ますw

1000円の味噌汁と白飯のシンプルな定食…。食べる前はちょっとモヤッとした感じでしたが、このたら汁がめちゃくちゃ美味しい…!寒鱈なのでしょうか、身はフワッフワで美味しく、そして何よりも出汁の効いた汁が美味しすぎる…家でもたまに作るのですが、これは肝が溶けているんでしょうか…少し濃い目の味で白米が進みまくります。
汁がどんぶり3杯分くらいあり、骨を避けながら少し時間かけて食べるのもあって普通にお腹いっぱいになりました。やけどするくらいアッツアツで配膳されたのも最後まで温かいのに配慮してたんですね。いやぁ美味しかったー。


食堂を出て案内看板のあった「ヒスイ海岸」に寄ってみました。
その名の通り翡翠が打ち上げられることがあるそうで、ビニール袋をもって翡翠刈りをしているファミリーやカップルがちらほら。
予報通り雲が散ってきていい夕日が見れそうですがここからも角度的に厳しい…ここでグーグル先生でググると「日の出・日の入りマップ」なる便利なものが…ここまで来たら多少帰るのが遅くなっても夕日を見てやる!ってことで黒部の方まで行くことにw

黒部に向かう途中、盆地から立山連峰?らしきものが綺麗に見れたので一枚。

黒部の海側って始めて来たな…とマップを眺めていると、愛読書「ざつ旅」に登場した「魚の駅 生地」が近くにあったので来訪。

食堂はコロナ禍の影響か時短営業で16時閉店でした。
まだ胃の中にはたら汁も居座っているので売店の方だけ覗いていきましょう。


うわ、こっちもか、5分遅かったw
実にざつ旅っぽいです。

魚の駅から山側を…富山、海と山の景観が素晴らしいですね。
出発しようとしたら目の前に鹿児島ナンバーの車が来てびっくりしました。
長旅?お疲れ様です。いつか自分もマイカーで九州にいってみたい!

「石田浜海水浴場」のあたりで夕日を眺めて帰ろうかと思います。

冬の海水浴場…打ち上げられたゴミや木くずも含めてなんとなく哀愁があります。

寒いのですこし車で待機。


ちょうど雲を裂いて沈んでいくようないい夕日が見れました。



ふらりと現れ座り込んだ青年、海を眺め物思いにふけっている姿が絵になります。

いつもは夕日が沈んだら即撤退していますが、なんとなく最近は薄暮れ…逢魔が刻、というんでしょうか、沈んだ後ももう少し空を眺めて余韻を楽しむようになりました。肉体だけに留まらず精神の老化も止まらない。
久しぶりの中休み、しかも木曜日ということでまた1日仕事に行けば土日といういいタイミングになかなか良いドライブができました。


鱈汁、興味はあるんですが私の地元も冬になると嫌というほど食卓に鱈汁(もしくは鱈鍋)が並んでたのでどうしようかなーと思ってたんですがこれを読んで興味が湧いてきました。
妙高の豚汁と合わせて訪問して味噌汁定食の旅でも組んでみようかな…笑
キャベツ