地元で過ごす夏
- 鬼灯すすき

- 2021年8月2日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年10月12日
増え続ける感染者…8月頭にしてもうお盆も遠出はダメそうだと悟り、地元で天気のいい日を狙って夏を補充しに行ったまとめです。


できた頃は意味不明だった十日町市の大地の芸術祭…の「たくさんの失われた窓のために」という作品。
色々旅をして価値観が変わった今…夏の空を覗くように見てみると思いの外いい景色なんじゃないかと思えてきました。

同じく芸術祭の「遠くと出会う場所」という作品。
調べてもあまり引っかからないので不人気なのかな…空は高くて遠い。


「魚沼スカイライン」をドライブ。
山の向こうには夏らしい雲が。


山の中にポツンとある集落。
見慣れた景色ですが、これもまた客観的に見ると良い田舎の風景なのかもしれません。

空も気候も夏本番という感じになってきました。
今年は桜、紫陽花と見てきたので夏はアレを見るしかない…!とよく知っている津南町の「津南ひまわり広場」に行こうとしてみましたが、今年はコロナで作付けすらしていなかったことを知りショック。他に近くに無いかなーと調べてみると…。
小千谷市の越後川口インターの近く、「沢山ポケットパーク」にひまわり畑があることを初めて知りました。意外と近いのに全然知らなかった…。

というわけで平日の昼間…ちょうど仕事で小千谷の方に行っていたので昼休みに寄ってみました。

これは…思っていた以上に大規模なひまわり畑。
このポケットパーク、奇数年では夏にひまわりを、偶数年は春に菜の花を年交代で植えているらしいです。
こんなところが近くにあったなんて本当に全然知らなかった…これもまたコロナで地元に目を向けるようになったおかげですね。


ここは丘になっていて、小千谷の町並みも見下ろせる結構良いところなのですが…駐車場が5台分くらいしか無く、路駐が激しいので丘の上からの見栄えは微妙な所ですw




びっちりと東を向く様はちょっと怖くもあるような。
昼休みが終わる前に戻らなくてはいけないのでとりあえず撤退です。

そして同日、夕方に再訪です。






夕焼けのひまわりを取ろうとしたのですが…山地は昼間青空でも夕方になるとどこからともなく雲がやってきてしまいますw

翌日、仕事終わりに再アタック。

日が長いせいか、5時過ぎでもまだまだ青空が。これは綺麗な夕焼けが期待できるぞ…!

お、ひねくれ者…親近感。

ど゛う゛し゛て゛く゛も゛が゛で゛て゛く゛る゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛!゛!゛ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛

いや…これはこれで良いかもしれませんw








日が沈んだ後、なんだかラスボス後の裏ダンジョンみたいな空になりました。


山地はほんとにコロコロ天気が変わりますね。
同じ場所で同じ空を眺めているとこんなにも変化があって面白い。

そして帰ろうとすると、駐車場に人だかりが。3脚構えたカメラの人もちらほら…なんだなんだ?と話を盗み聞きしてみると…どうやら今年も中止となった長岡花火…の代わりにミニ花火がサプライズで打ち上げられるらしく…自分も自分もと、3脚のカメラガチ勢の方々に習い北の方へiPhoneを構えて待機。

遠いけど、高いところからの花火って初めて…ここは花火を眺めるスポットでもあったんですね。

しかし、カメラ勢の後ろであふれたファミリー勢がいる南側にきれいな花火が…!
カメラ勢もなんだか気まずい雰囲気でファミリー越しに写真を撮っていてなんだかフフッとなってしまいました。
まさにサプライズ。


帰る前に駐車場から帰宅する車のライトやフラッシュを焚いて夜のひまわりも撮ってみましたが…夜のひまわりは不気味さが凄いですね。行き場所(太陽)を失った生ける屍のような…これはこれでまた良し…。

この週は天気予報が全日良好で…そして来週以降はずっと雨予報。
これだけ条件が揃ったら綺麗な夕焼けが撮れるまで毎日アタックしてやる!と意気込んだものの3日目…は夜予定があり断念、そして4日目の夕方は…やはりちょっと霞んでしまっていますw





この日も19:30からZOOM会議があったため、まあこんな感じだし…と切り上げたのですが、

帰り道の農道ではこんなに綺麗な夕焼けが…なんでこんな時に限ってw


アタックから5日目の金曜日。
土日はちょっと別に出かけたい場所があるので、実質ラストチャレンジ。
青空、夏を感じさせる程よい雲、そして飛行機雲…なんだか良い写真が取れそうな予感に胸が弾みます。

ひまわりくんも連日の日照りでぐったりしています。


蜂が来たと思ったらドローンでした。


しかし昨日までより明らかに多い路駐、ドローンのブンブン音、畑の中に入って動画撮影女子グループ、花をもいで持ち歩くキッズ… 昨日までそんなことなかったのに今日になって急に無法地帯すぎる… 金曜日だからでしょうか。
綺麗な自然の景色であればあるほどそこには人がいるというジレンマに悩みつつも、めげずに夕焼け待機です。



最終日になって初めて丘を登ったもっと向こうに来てみました。
林に隠れて山に沈む瞬間は見れなそうですが、人や車も映らないし良さそうだぞ…!


そして見つけた背高のっぽくん…こいつに太陽を重ねたりして遊んでみます。




これはなかなか良い被写体。



林に隠れる夕陽が見える位置に移動しながら撮影。







きれいな黄色とオレンジ…最終日にして、見たかった景色が!


ちょっとフォーカスを変えたりして…。
ヒグラシの鳴き声がBGMの時間が始まります。



人が賑わう青空の下の夏も良いけれど…やっぱり自分はこの時間が好き。

カメラマン達もシャッターを切りまくっています。


明るいうちにあれだけ賑わいを見せていた場所からぽつぽつと人が消えていって…自分だけが取り残されてる感じがたまらない。



そして誰もいなくなり…1人で余韻に浸っていたら、見事にこの周辺すべての蚊が寄ってきて餌食になりましたw
遠出できなそうなご時勢、せめて夏らしいものを…と「近いからこそ気軽に行ける場所」を追ってみました。わずか4日間だけでもこんなにも変化があって面白いことに気づいた夏。好きなことだけはただ前向きに。

今回は夏の風景オンリーで綺麗に終わりそうですが、景色&グルメがテーマのこのブログではそうはいきません。
小千谷から少し足を伸ばして宮内の「ラーチャン家」で「背脂チャーハン」をいただきます。
あんかけのようにドロドロと背脂をかけたコッテコテのチャーハンを頬張り、あっさり煮干しスープをすする…口の中で豚と煮干しがマリアージュして危険な物質を作り出す(妄想)中毒性のある組み合わせ。ああまた食べたくなってきた…。


冒頭の「たくさんの…」めちゃくちゃ良いですね!僕は好きです!
ひまわり畑も素敵ですね。タイにもひまわり畑が有名なところがあるようなんですが、バンコクから3時間くらいかかるみたいなので近場にいいスポットがあって羨ましいです。
ラーチャン家、出ましたね…。以前紹介された時からとても気になっております…。もちろん行きたいリストに登録済みです。
キャベツ