GW四国旅:中編
- 鬼灯すすき

- 2019年4月28日
- 読了時間: 11分
更新日:2022年10月12日
前編からの続きになります。
四国旅行の2日目、高松のホテルからスタートです。
今回はほとんど7,000円前後の素泊まりホテルをとってあるため、朝食の時間調整等を考えなくていいので、今日も道が混む前に移動しようと朝の早い時間から出発。

トイレがてら寄ったSAのフードコートが朝早くからやっていたので、ここに来て初うどん…とり天ぶっかけといりこご飯のセットをいただき、うどんの国を後にします。


翌日の3日目からの予報は100%雨予報…2日目の今日も晴れ予報から変わってすでに曇り始めてはいますがまだ天気が持っているということで、昨日に引き続き予定前倒しで宿のある松山を通過し、かつて日本一海に近い駅と言われていた(適当調べ)撮影スポットの「下灘駅」に来ました。
道中は車がすれ違えないほどの細道でほんとに使われているのか?といった感じですが、駅まで来てみると観光客が10人程いて、写真を撮っていました。

駅舎の中にはこんな感じの素敵な写真が。
天気がいいとこんなにも違うのか…!ここだけに限らず、夕焼けの風景ってなかなかそそられるのですが、旅に出たら早い時間の行動、宿についたらゆっくり派の自分的に夕焼けの風景を眺めるのはなかなか機会が少ない気がしたので、今度は挑戦してみよう。

帰り際に駅長っぽいおじさんがねこちゃんを連れてきて、観光客に話しかけ猫を抱かせて写真を撮ってあげていました。
コミュ障的にこういうのはちょっと厳しめに感じましたが、ねこちゃんが可愛かったので思い切って自分もなんとか1枚撮らせていただきました。そっぽ向かれてた…w



トイレ休憩がてら寄った「道の駅ふたみ」。
トイレから出るとめちゃくちゃいい匂いがしてきて、「鯛めしが炊きあがったよーおこげ多めサービスするよー」とおばあちゃんの声。
美味しそうだししかも1パック300円だと…しかし鯛めしはこの後別で食べる予定なんだ、我慢我慢…。

お昼に近づき松山へ。愛媛城が見えてきました。
徳島の鳴門海峡、香川のこんぴらさん、そして愛媛の松山城と会社の旅行で行った混雑しそうなメジャーどころは今回は避け、ひたすら穴場と食の旅…松山ではお昼の目的地、大町通り付近の駐車場を探します。

近くの駐車場は満車満車で少し離れた所に駐めることになりましたが、なんとかお昼の開店前に大町通りに到著。

昼食予定のお店の開店まで少し時間があったので、近くにあるみかんジュースの店「10Factory」へ入ってみました。
いろいろな種類の柑橘系100%ジュースが置いてあるめちゃくちゃオサレな店内。

置いてある瓶ジュースはどれも1種類1本500円以上となかなかの高級品…なので店内で500円で飲める「みかんジュースお試し3種セット」を注文して飲み比べてみます。
程よい酸味のある清見、 ほろ苦さのある伊予柑と美味ですがやはりこの温州みかん…甘いんだけど甘すぎずのギリギリのラインで一番好みだったので、温州みかんをお土産に1本買いました。

お昼は「松山鯛めし 秋嘉」さんへ。
こちらも開店時だったので待つこと無く「天然真鯛の松山鯛めし膳」を注文。
まず鯛めし以外が運ばれてきて、厨房からは鯛めしの炊きあがるいい香りが漂ってくる生殺し状態!

愛媛名物「じゃこ天」も追加注文しちゃいました。

鯛めしが到着。

いただきます!
鯛めしはもちろんなんですけど、あまり見たこと無い大根の天ぷらや、削りかまぼこと一緒にいただくサラダなど細かいところまで美味しいです。

テーブルにあった美味しい食べ方の解説の通り、まずは普通に食べ、お次はもろみや大根菜と一緒にいただき…

三つ葉・海苔・あられ・わさび・梅でだし茶漬けで〆!堪能したー。

ここもまた食べ終わって店を出ると列ができてました。
開店直後に入ってよかった。

こちらは松山大通りでもう1店舗気になってた「揚げ鯛」さん。
流石にがっつり1膳食べたのでバーガーは厳しいなーと思いつつもせっかくなので詰め込んでいきたい…。

外に出てるメニューを見るとフィッシュ&チップスがお持ち帰りできるとのことで、これくらいなら道中でなんとか…と注文しました。
後でいただきましたが、たんぱくであっさりしている鯛にレモンの効いたあっさりタルタルがまたあっさり&あっさりであっさりいけちゃいました。
自分のあとから注文したお姉さんが単品だけ受け取ってるのを見て、しまったポテト抜きできたのか…とちょっと失敗。


松山を後にし、道後温泉のホテルに昨日のノリでチェックイン時間前に駐車場に止めようとしましたが、電話してみた所…そうはいかんざきと足止めを食らってしまったので、海が見える駅でもう一つチェックしていた「梅津寺駅」まで足を伸ばしてみました。
が、しかし…駐車料金もはらったものの、ここは改札内じゃないといい感じの写真は撮れなそうでこれまた失敗。
宿のある道後温泉へと向かいます。


今回、4泊中3泊分は7,000円前後の宿をとっていましたが、2泊目の道後温泉だけ14,000円のこの「ホテルパティオ・ドウゴ」さんしかとれず、人気温泉街だし仕方ないか…と土地代上乗せだけかと思ってた所、部屋も広いし普通に良いホテルだったようです。お寿司のルームサービスまでしてくれるんですねー。

そして、このホテル、入り口を出るとなんと目の前が道後温泉本館でした!
それならこの値段も納得、住所だけ調べてたものの周りの建物の感じは全然だったのでもうけもんです。

しかしこれまたお昼のピークタイム、温泉もすごい行列。
とりあえず温泉は空いてから行ってみよう…ということで先に温泉街散策へ。



6年前にも来たはずの道後温泉街…あのときは宴会抜けて、ゲーセンの四国巡業行くんだ…くらいにしか思ってなかったので、栗林公園と同じく新鮮な気持ちでのんびり散策できました。
前回は見ることもなかったからくり時計も見つつ、時間をチェックして折り返します。


松山でも寄った「10Factory」の道後店に寄り、今度はゼリーもお土産に追加w

15時ピッタリにからくり時計が動くのを見て…

道後温泉のメインビジュアルをパシャリ。
というかここが入り口だと思ってましたが違ったんですねw
お土産も買ったので一旦ホテルに退却し、夕食へ向けて一休み…GWキャンペーン真っ只中の騎空士業に勤しみます。

まだ日も暮れてないですが早め早めの夕食ということで「宇和島鯛めし 丸水 道後店」さんへ。
夜の部開店15分前に行った所、すでに行列の上「養殖鯛残りわずか」の看板が。
並んでいる間、(GWピークの中なんとか予定通り進んできたもののここで初の挫折かー)とも思いましたが、冷静に考えると養殖が残り僅かなだけで天然はまだ普通にあるようでした。味はほとんど変わらないそうでみんな安い方を頼むからか…!ちょっと足を伸ばして来れるならいいけど、自分は伸ばしまくって来てるのでここまできて数百円程度ケチケチすることないやと天然の宇和島鯛めしを注文。

美味しそうだったのでみかん酒も注文。
これもどこかで売ってたらお土産に買って帰ろう…。

愛媛に2種類あると言われる鯛めし、お昼に食べた炊き込みの松山鯛めしとはうって変わってこちらの宇和島鯛めしは刺し身を生卵とタレにからめて頂くスタイル。
松山の秋嘉さんの近くにもあるこの丸水さんは道後にも支店があるため、うまい具合に昼夜と別々の鯛めし祭りが行えるって寸歩です。

さっそくテーブルにあった説明通り薬味と鯛を卵とタレに絡めてご飯にぶっかけ。
お店が高級風なのであれですが、こちらの宇和島鯛めしはもともと漁師めしっぽい感じだったようなので、それにならってかっこむ感じでいただきましたw
愛媛の鯛めし、満喫したー!


ホテルに戻る際、道後温泉本館は…更に列が伸びてますね…。
それもそのはず、食事と違って風呂は回転率がすこぶる悪いか…と気づいたときにはすでにおすし。

ホテルに戻って道後銘菓のタルトと坊っちゃん団子で一息。
銘菓のバラ売り、一人旅だとほんとありがたいです。

仮眠したりスマホいじりながらまったりしつつも3度目のチャレンジ!
更に列伸びとる!

仕方ないので夜の道後温泉だけ写真に収め、お土産屋をもう一度まわってホテルに退却。

いつものように宿でアマゾンプライムの内さまを見ながらスマホポチポチスタイル。
帰りに買ってきた、できたてのじゃこ天とじゃこカツをアテに道後ビールと愛媛限定のんある気分で2日目を〆ます。
今日も歩いたし食べた…。

3日目はホテルの朝食からスタート。
おかずいっぱいの旅館朝食もいいですが、今はそうそうこう言うのでいいんだよ感がGOODです。
今日もまた色々周る予定なのでおかわりも我慢し、7時半には出発。

もう諦めていたのでなんですが、朝も7時半にもかかわらずこの行列でした。
並んでまで入る風呂…と思うとなんだかなーとちょっと気持ちも冷めてきちゃいますね…温泉街の雰囲気は満喫できたので切り替えて3日目行きましょう!

松山から海沿いに南に車を走らせること4時間近く…竜串海中公園海底館に到着。
香川~愛媛のラインは高速も通っていて快適でしたが、ここまでの道のりは噂通りのなかなかの酷道でしたw早めに移動してよかった。

予報に反してまだ雨が降ってこないことを幸運に思いつつ海底館まで歩いていきます。

なんだか不気味な感じ…。悪のアジトみたいな…w

「化石漣痕」と呼ばれる地層もまた不気味さを増しているというか神秘的というか。

「足摺海底館」に到着!

中に入ると…おっと、エレベーターじゃなくて階段か…と早くも帰りの登りの心配をしつつも降りていきます。

思ってたより意外と早く底についたようです。

この円柱型の1部屋だけ…?

これで900円かーと思っていた気持ちはすぐに(うわっやばいここ楽しい!)と手のひら大回転。
「そこにいけば必ずいる魚」を見るための水族館と違って、 どんな生物が来るかわからないのを待つ楽しみと、魚が自然な海流に逆らい漂う様子なども見れて、いやこれ数時間見ていられる…!と心底大興奮。
しかしお昼の時間もあるので、なくなく早めに切り上げて次へ向かいます。


行き道は気づかなかった「鯨のひるね」「竜の卵」など厨二センスの効いたネーミングの化石漣痕を見つつ駐車場へ戻りました。

お昼はおいしい土佐清水サバを求めて「お食事処 あしずり」さんへ。
海底館からここまで人の気配が減っていたので、(GWとはいえ天気も道も悪いしここまで観光客は来ないか…)と余裕こいていたら20人待ちの大誤算…この後の予定も押し押しになりそう…。

混んでいたので相席OKした所、向かいの席に座った関西からツーリングで観光に来た青年と一人旅トークで盛り上がりました。
一人旅をしていると一人旅好きの人って結構合うんですが、なんかこう…「自分もこの人も一人旅が好きなんだな」をお互いわかった上での攻めすぎない情報交換感がなかなか心地いいんですよね。

色々な話が聞けて面白かったんですが、初対面の人とのトークに脳の処理能力が全部持っていかれ、食べた「本日の3種刺身定食」の清水サバ以外の2つが何だったか覚えていませんでしたw
清水サバ、全く臭みがなく普段食べているサバとは別物で本当に美味しかった…。

新鮮な海の幸でお腹を満たした後、四国最南端の「足摺岬」へ到著。
自宅からここまで距離にして約1000km、遠くまで来たもんだ…ずっとアクセルを踏んでいる右足もつりそうですw
そして長距離移動で気になってくるのが車の燃費の悪さ…最近は遠出するようになってきたので車変えるときはそのへんも考えていこう。


せっかくなので灯台の方まで遊歩道を歩いてみます。





灯台まで行くと、ここでついに雨が降ってきてしまいました。
お昼の待ち時間で時間をかなり食ったのもあるので、ササッと回って次の目的地へ向かいます。

足摺岬近くの「万次郎足湯」に寄ってみました。
無料の足湯らしいですが、人居ないし閉まって…あれ、開いてる。

こんな所で温泉娘さん。


普通の温泉は問題ないのに足湯ってなぜか色んな人の足が凝縮された…という謎のイメージがあってちょっと抵抗がありましたが、せっかく貸し切りなので無人の賽銭箱に100円を入れてタオルを購入しつかってみました。
丁度雨で体が冷えていたので足だけでも温めて次の目的地に向かいます。

足摺岬から今度は北上し、今度は四万十方面へ。
下調べの際、この3日目が移動行程的にもかなりタイトだなーと踏んでましたが、予想を遥かに超える行程でしたw
写真の佐田の沈下橋に来るまで、ナビが変な動きをすると思ったら、誘導員が要所要所にいる片通の狭い道で予定時間がどんどん過ぎていきます…。

色々なブログで「四万十川は素晴らしい所」と見かけていましたが、雨にもかかわらず透き通った静かな川で、まさに日本最後の清流。
天気がよかったら最高だったろうな…その分人も増えて道が更にひどいことになってそうですが…w



こちらは高瀬の沈下橋。
駐車場もなかったせいか人がおらず、いい写真が撮れました。


予定を2時間オーバーして「道の駅 四万十とおわ」に到著。
沈下橋巡りは道中厳しいのを下調べしてなかったミス…のおかげでもうほとんどお店閉まっちゃってます。
宿に向かいつつ予定を変えていこう。


「道の駅 あぐり窪川」に休憩で寄ると、ラストオーダー10分前のお食事どころに滑り込めました!
四万十に来た際にはどこかで名物の四万十ポーク料理を食べたかったので、ここで頂いていきます。
柔らかく甘みのある四万十ポークのカツ、チャーシュー、ロースト…そして思わぬ伏兵だった味噌煮!道の駅のクオリティを超えた思わぬ出会いに感謝…!

3日目は足摺や四万十に宿を取りたかったものの、時期なのか一人旅はあまり受け付けていないのかで全くとれず、ほぼ高知市寄りの須崎にとったホテルへ。
チェックインした頃はもう20時を回っており、高速沿いのホテルといった感じで回りにお店が少ないのと、運転と歩きを繰り返したハードスケジュールもあってこの日は外には出ず早めに休むことに。

相変わらずの内さま&スマホポチポチスタイルと、道の駅で買った「馬路村ゆずチューハイ」、昨日食べて美味しかった「かつおとチーズ」で1杯やって早めの就寝。
楽しい旅ももう終盤…。
後編へつづく。


3種類のみかんジュースとはすごいです!美味しそう・・・
やはりみかんは東北には無い果物なので、惹かれますw
鯛めし、愛媛では2種類あるんですね!
道後温泉の近くで食べたことがあったんですが、どっちのタイプだったか🤔笑
すごく美味しかったことだけは覚えているのですがw
psycheman