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蔵王温泉~湯野浜温泉の旅:前編

  • 執筆者の写真: 鬼灯すすき
    鬼灯すすき
  • 2018年11月23日
  • 読了時間: 10分

更新日:2022年10月12日

気温が下がってきて、どこか温泉にでも行きたい時期…。

今回も2泊3日を利用しての一人旅。

どこに行こうかとプランを練っている時期に、ちょうどセブンイレブンで「龍上海」のカップ麺が発売されており、週5くらいのペースで食べていましたが、短期間の発売だったようですぐ消えてしまい、久しぶりに店の味が食べたいなーからよしまた山形行くか!となった次第です。



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旅行前日の仕事が長引き寝るのが遅くなってしまい、出発も予定より1時間遅れでスタートです。3連休の山形は天気予報も悪く、道中では11月にして雪がちらつく寒さ。



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そんなこんなで第1目的地「和風レストラン 田園」さんに到着!

山形旅と言っておきながら宮城県のほぼ海際ですが、蔵王温泉に行こう→せっかくだから宮城側から行こう→せっかくだから宮城秋の味覚「はらこめし」を食べていこう、という流れから寄ってみました。予定では10:30の開店に合わせて遅めの朝ごはんを頂く予定でしたが、途中仮眠などで大幅に遅れてド昼間の12:30頃に到着。中に入ると店内は行列で、とりあえず順番待ちの紙に名前を書いて待機。

その後どんどん人が来るのを横目に見つつもなかなか進まないなと紙をよく見てみると、え…自分の名前があるのは4枚目!?1枚で20組分あって…ほとんどが2名以上で…なんと80組、150人近くが待っている状態でしたwおそるべしはらこめし。

自分の少し前に待っていたお客さんが、耐えきれなくなったのか店員さんと「時間にするとあとどのくらい待ちますか?」「2時間位ですねー」というやり取りをしていて、うへぇこれのために今日の予定を全部引き換えにはできないな、と引き返します。



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しかし、引き返すと外に「はらこめし 持ち帰りできます」との看板が。

誰も持ち帰りなんてしてる感じなかったけどできるのかな?と店に戻り聞いてみると、できますよーとのことで早速注文して店内で待ちます。

しかも嬉しいことに作り置きではなく、お店で出すのと同じ出来たてのものを詰めてくれるようでした。

さっそく車に持ち替えり、車内でお昼にします。出来たてなだけあって弁当箱がほっかほかだ。



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持ち帰りはらこめし1620円。店内だと漬物椀物小鉢がついて1720円、できたてのと同じ味だし2時間待つことを考えればもうけもんです。

さっそく別々になっているカップ入りのいくらを鮭の合間を隠すようにそれっぽくかけて、いただきまーす。

普通の鮭いくらの親子丼ではなく、鮭のあらや醤油で炊いたご飯が良いベースになってて美味しい!

そして…なかなか量が多いぞこれ。朝から…いや昨日も急いで寝たので夜から何も食べてなかったからいい感じにお腹が満たされてゆく…。

予定通りに行かずでここまで来ましたが、思いがけぬ抜け道ではらこめしにもちゃんとありつけ、待つ時間等も調整されたのでここからまた想定範囲内の行程にもどれることに。



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次は宮城蔵王方面へ向かい、「宮城蔵王キツネ村」に到着。

ここも観光スポット調べてる際に心打たれ絶対行こうと決めており、朝遅れて出たときは時間的に厳しいかとも思いましたが余裕ができて来れたのでよかった。しかし謎のゴリラ像に大丈夫か…?と少し不安になりますw



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(´・ω・`)そんなー



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HP等を見てもとにかく注意書きが多いこの施設。

建物に入り、まずチケットを買う前にスタッフから説明を受けます。説明を受けている姿はしっかりと監視カメラで録画されており、ちょっとビビってきました。


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中に入ると、鎖に繋がれたキツネちゃんたちが。ちょっと可愛そうだけど可愛い。



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わかばちゃん。抱っこOK。



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最初、いたるところにクッションみたいのがあって、キツネはこういうクッションで眠るのかな?と不思議に見ていましたが、よく見てみると丸まったキツネでしたwかわいいw

キツネ村もかなり山の中にあったので、普通に雪が積もってますし、今日はちょうど今年の初雪でしょうか…キツネも冬準備できていなかったか。


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赤ちゃんの頃とってもかわいかったよ!ってそんな今はかわいくないみたいな…w



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檻や鎖で繋がれたふれあいコーナーをぐるりとまわると、 ついに本番の放し飼いコーナーが。

厳重な看板にビビって少し戸惑っていると、団体さんがちょうど来たので、これはしめたと少し後ろからついていくように入園!



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しかし、予想していた凶暴さは全くなく、みんな隅っこや建物の柱のそばで毛玉になってますw

雪も軽く積もってて風情もあるし、なかなかいいときに来れたんじゃないでしょうか。



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そんな可愛いキツネちゃんたちもやはり根は肉食。

餌やりのコーナーは唸り吠えちらしながら餌の奪い合いの暴徒たちで溢れていて、キツネが本来どういうものかを知らしめてくれましたw



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私もせっかくなので餌やりしてみようと思いましたが、こいつが門番のようにここに立っててびびって入るのを断念w



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稲荷コース。

落ち葉に雪が積もり、鳥居に狐…うーん、映えますね… 。



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キツネというと棒闇医者漫画のエキノコックス回が頭に浮かんでしまいますが、流石にここのキツネは問題ないようです。

水をペロペロする姿もかわいい。



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さいごに5連毛玉をみて、キツネ村を後にします。

タヌキやシカ、クマやイノシシは生で見たことありますが生のキツネを見るのは初めてだったし、なかなか楽しかったw

また機会があったら今度は冬毛じゃない時にでも来てみたいところです。



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キツネ村を後にし、山形自動車道で宮城から山形へ抜けます。

太平洋側は天気がいいものの、山の方はやはり予報通り悪天候、山も真っ白だ。



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山形市へ入り、「龍上海 山形医学部前店」 でお目当ての赤湯からみそラーメンのノーマルをいただきます。

1年ぶりの龍上海…まずはからみそを溶かずに2,3口…あっさりスープが美味しい。

そしてからみそを解いて…にんにくと唐辛子がきいて、そう、これこれ…やはりカップのとは格が違いますね!

普段スープ飲まない派の私ですがスープまで堪能して店を後にします。

店を出た後もちょうどいい辛さのビリビリ感が舌に残る感じもまた一興。



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すっかりもう日が暮れはじめたので、本日のお宿がある蔵王温泉へ向かいます。

蔵王に行く山道の入り口は前回も寄った山形物産館「ぐっと山形」があるのに気づき、つい寄ってしまいます。



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見てるだけで楽しい広い店内をぐるぐるし外に出るとあっという間に日が落ちてました。

今回米沢牛は予定になかったものの、お塩でいただく米沢牛メンチが閉店間際で580円→300円に値下げされていたのでつい購入。

相変わらず強気の値段だなーとかぶりつくと、やはり他の牛とは違う甘さのある油がじゅあわと広がりました。



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蔵王温泉へめがけ山道を少し登ると10分もしないうちに雪が積もった道に。

もっと山の中のイメージでしたが、山形市から案外近い所にあるものなんですね。



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今日お世話になる蔵王温泉「すずのや旅館」さんに到着。

チェックインすると旅館の旦那さんが「今日は新潟から?他のお客様も新潟の方ばかりなんですよ」「Wifi、いつもは使えるんですが硫黄でやられちゃってね、年3回交換してるんですが…」なんて気さくに話しかけてくれました。



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お部屋はこちら。

朝食付き1泊6000円のリーズナブルなプランで、鏡や配管むき出しの暖房器具など、なかなか趣のある旅館です。

1人で泊まるにはなんの問題もないですね、まぁWifi使えなかったのはちょっと予定外ですが、無くてもいいものですし。



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物産館で買ったミニずんだ餅をお茶請けに、亭主からもらった温泉街マップをながめます。

到着が遅くなったので大露天風呂は閉まっちゃってましたが4つの外湯が無料で利用できるとのこと。

まだ時間も早いしラーメンも腹に残ってるので少し散策に出かけよう。



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部屋に案内される道中で、「お湯がなくなったらこちらでいつでもお汲みできます」と教えていただいた、見たことないマシンや、割れたガラスをテープで継ぎ接ぎに止めている所があったりと、趣全開です。



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旅館を出て左を眺めると神社の階段になっており、なかなかいい景観。



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こけし屋さん。



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冬はスキー客で溢れそうな蔵王温泉もオフシーズンなのもあってか誰もいない温泉街。

風情がありますねぇ。


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おみやげ屋は2店舗ほど空いてましたが、蔵王温泉の名物だという「稲花餅」はどこも売り切れ。

誰かの作ったミニゆきだるまを微笑ましく見ながら引き返します。



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帰りにすずのやさんの近くにある上の湯でひとっぷろ。

熱い温泉が冷えた体にビリビリと効いて、なんとも最高…蔵王の泉質、なんともいい感じで気に入りました。



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部屋に戻り小休止。

Wifiが無いためノートPCは開かず、リンクスメイト入れたタブレットで内さまを見ながら布団でゴロゴロまったりします。

いい時間になってきた所でもう一度外へ出発。



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今回は今までの経験も活かし、宿での夕食はなしにして、外へ飲みに出かけて見ました。

3件ほどTHE・飲み屋って感じのお店がありましたが、少し離れたところにある、最近できた風のオサレな居酒屋「山形酒のミュージアム 湯けむり屋台つまみ」さんに行ってみることに。



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中に入るとイケメンの店員2人が迎えてくれて、なんともオサレな雰囲気の館内。

客もカップルが1組のみで、静かな雰囲気が流れていました。

カップルの邪魔をしないように窓際の席へ。

温泉街の中でちょっと浮いている風ですが、タッチパネルで注文したりとめちゃくちゃいい感じです。

早速「九郎左衛門 真・泉氷鑑 千雪」を頼んでみました。



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さらにモツ煮を頼み、お通しと合わせて第1回戦。

店員も特に話しかけてくるスタイルではないので、スマホをいじったり外を眺めたりしながらちびちびとやっていきます。

普段地元の飲み会などでは日本酒を瓶で一気飲みみたいな風情のない光景を目をしたりやらされたりしているので、枡にあふれるスタイルで注いでくるのが初見で焦りながらも、文明の利器スマートフォンでどうやって飲むかなど調べたりして、いい勉強にもなりましたw



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1杯引っ掛けて帰ろうとも思ってましたが思いのほか良い雰囲気だったので

山形出身の友人とチャットしながら聞いた「出羽桜 桜花吟醸酒」で2回戦。

青菜のニンニク炒めと鴨ローストの柚子胡椒添え(でてきたのはマスタードだったけど)

初一人旅の富山の時ぶりの一人呑み…時間を気にせずゆっくり呑むの、癖になりそう…。


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店を出ると、気温がかなり下がっており地面がツルッツル。

冬場の呑みは店を出て冷たい空気で酔いを覚ましながら帰るのも醍醐味ですよね。



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いい気分で部屋に戻るとすぐに落ちてしまい、翌日。

暖房のコードが入った電源コードを充電器で分配したせいか暖房が切れていて、寒さで目が冷めましたwとりあえず暖房をつけ直して旅館の朝風呂をいただきます。

冷たい手足がビリビリと温まっていくこの感じ、最高です。



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朝食は土鍋のハムエッグが美味しそうな和食です。

出されたものは残さず綺麗にいただきます。



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すずのやさんをチェックアウトし蔵王温泉を後にします。

稲花餅が気になって帰りにお土産屋をのぞくと今日の分の稲花餅がありましたが、3個入りはなく6個入りのみ。1個ちょっとつまんでみたいなくらいの感じだったのでまたの機会に。

天気がよく雪化粧が美しいなんとも清々しい朝。今日は鶴岡方面へ向かいます。



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本日のお昼は「龍上海 鶴岡店」でからみそチャーシューをいただきます。

昨日に引き続き2度目のからみそラーメン。この鶴岡店は昨年できたばかりらしく、建物もきれいで、入り口に入ると待機用の小部屋があったり店内は家族向けに広かったり5~6人席があったりと今まで行った店舗とはちょっと違う感じ。

そのせいか昨日の店舗と比べると元のスープは少し塩気が強く、逆にからみその量が控えめで食べた後にビリビリと残らない感じでした。

同系列店食べ比べなんて始めたやったので、いや意外と違いがわかって面白いなと思いながら美味しくいただきました。



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本来であればこの2日目に行きたいとこはすべて行って、3日目は帰るだけの予定でしたが、2日目はご覧の通り天候が悪く「丸池様」まで行っても楽しめないかな、というのと翌日の天気予報が良さげなのでそれにかけて行程変更。

龍上海をすすりながら調べた鶴岡のお土産屋「清川屋」に来てみました。



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ここのウリは、オサレなトイレ。

青い照明に照らされ、クラゲの水槽があるすごい空間です。

しかしこのトイレ、館内に1つしか無いのにここ1人用だし、おそらくだけど用のない人も入るだろうしでトイレとしての機能はおまけですねw

この後回るクラゲ特化の「加茂水族館」への期待を高めつつ、

後編へつづく。

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鬼灯すすき
  • さえずり

料理好きが高じてもっと色んな味を知りたくなり、一人旅を初めて以来旅にハマったインドアオタク。

極度の人見知りのため車旅オンリー&行動制限あり。

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